天領時代になると、江戸から代官(後に郡代に昇格)が少数の家臣を伴って赴任してきました。政務は高山陣屋で行い、飛騨を統括しています。この陣屋前広場では午前中に朝市が開かれていて、地元農家の新鮮な野菜や果物、みそ、漬物、キノコなどが並べられ飛騨弁も聞くことができる活気ある市場です。陣屋前朝市を見た後は、中橋を渡ってあまり知られていない横丁を通ってみましょう。
高山城下町は南北の通りを中心に整備されていて、東西の横丁は幅が狭く、しかもクランク上になっていて先を見通せないように作られていました。高山市では横丁の道路を茶色にして皆が通りやすいようにしています。通ってみると母屋、庭、土蔵建物が並んでいる状況を横から見ることができます。
横丁を抜けて広い通りに出て、また横丁に入るというルートを楽しんでください。